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仙台初詣就職祈願 銀行融資係 手形

手形について簡単に解説してみたいと思います。

仙台初詣就職祈願 手形の事例

　ある居酒屋Ａが、おいしい食材を仕入れるのに八百屋Ｂと取引をすることになりました。最初Ａは、毎週野菜を仕入れる度に代金を現金で支払っていましたが、野菜を仕入れる度に銀行からお金を下ろして現金を用意するのが面倒くさく(Ａは防犯上、毎日売上は銀行に入金している)、しかもＡの居酒屋が繁盛するのが月末に偏っていたため、月中の支払は結構厳しく感じていました。 　そこでＡは、毎月５日に前月分の野菜代金をまとめてＢに支払うようお願いをしました。いわゆるツケ払いです（このとき、まだ支払われていない野菜代金の事をＡから見れば買掛金、Ｂから見れば売掛金と呼ばれることになります）。しかし毎月１回のツケ払いでは、今度はＢが毎日野菜を仕入れるときに農家に支払う現金が足りなくなってしまいますし、何より取引を始めたばかりのＡの入金を１ヶ月も待たなければならないのは不安です。　こんなとき、解決する手段の一部を紹介しましょう。

  1. 支払回数を毎月１回ではなく、２回３回と増やす…まあ、当事者が合意すれば何でもありですよね。
  2. Ｂさんが１ヶ月の資金繰りを銀行からの融資で補う→手形貸付へ
  3. 手形を発行する→手形で決済へ

仙台初詣就職祈願 手形の基本

手形の作り方
　手形や小切手を発行するには銀行の審査があり、信頼できるお客様にしか発行しません。手形発行の審査に通ったＡさんは、早速銀行に手形決済に使う当座預金を作ることを許され、手形５０枚位の束（手形帳）を手にすることができます。この作業は、銀行の預金係（営業係の一部門）がその事務をすることになります。
手形の使い方
　手形は有価証券と言われており、現金と同じような感覚でＡはＢに手形で仕入れ代金を支払うことができます。さて、では手形を手にしたＢさんは、その手形をどうやって現金化するのでしょうか。
  1. 銀行に持ち込む…Ｂさんが手形を銀行に持っていけば、支払日の数日後にＢさんの預金に入金があります。
  2. 裏書ウラガキ…手形を第三者に渡すことです。例えば、Ｂさんが農家の人に渡せば、手形の額面と同じ金額の現金を支払ったのと同じです。このとき、取引経緯を明確にするために手形の裏にＢさんが記名押印をしなければならないのです。
  3. 手形割引…後述します。
手形のメリット
  1. 預金を下ろす手間が省ける。
  2. 銀行から信用してもらっているという証拠になる。
  3. 当座預金の明細を見れば手形の動きがわかるので、経理上の帳簿を付けるのが楽になる。
手形のデメリット
  1. 手形法上の責任を負う。
手形用語
    約束手形…上記事例のような手形の正式名称です。銀行員は「約手ヤクテ」と略します。　
  1. 振出フリダシ…手形を使用することです。
  2. 振出人…手形を振り出すＡさんのことを言います。
  3. 受取人…手形を受け取るＢさんのことを言います。
  4. 振出銀行…手形を振り出した銀行のことで、Ａさんの取引銀行です。
  5. 支払銀行…手形代金を支払う銀行のことで、Ｂさんが手形を持ち込んだ先の銀行を言います。もちろんＡさんの取引銀行に持っていっても良いです。
  6. 振出日…Ａさんが手形を振り出した日です。
  7. 支払日（手形期日）…手形の決済日です。Ａさんに都合の良い５日になるでしょう。
  8. 額面…手形に記載した金額のことです。
  9. 不渡…手形の支払日に当座預金の残高不足で決済できないことをいいます。２回で手形交換所の取引停止処分となります。



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